『世田谷233』の作家さんを不定期でご紹介するコーナーです
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 【 !box pick up / No.005 】
 ■name : KAI ■box no : B-28
 ■URL : http://kai-t.jp/
今回のボックス・ピックアップは、地元新丸子でいよいよ自らのブランド「SimpLy...」(シンプリー)を立ち上げたKAI君。ショップでありメーカーでもある彼の姿勢は、間違いなく今の時代に求められているもの。233とも共通するそのコンセプトを継続してお届けします。
【!緊急告知!NEW SENSATION
「SimpLy...」の11月15日(月)グランドオープンに伴い、同ショップ内にて233店長・中根が個展を開催させていただきます。撮りおろしのポラロイド写真を展示します。
11月20日(土)・21日(日)は夜8時より、映像作品の上映&DJもやります。
 ■!NEW SENSATION - DAISUKE NAKANE WITH POLAROID -
 ■ 2004年11月15日(月)〜11月21日(日) 15:00−22:00 at SimpLy...

※おかげさまで無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。


【LOCALLY WORLDWIDE】
中根:まずはオープンおめでとうございます。夏にプレオープンして以来、すでに地元を中心にネットワークが広がりつつあるね。そういうスタンスを始めとして、本当にKAI君とはコンセプトとか考え方に近いものを感じていて、SimpLy...のオープンと233の2周年の時期にあわせて、あらためて2人でいろんなことを話ししたいなあと思います。
まず、地元でお店をオープンしたというところが、“正しい”と思うんだよね。
KAI:そうですね。まあ、俺ももっと日本が景気のいい時代だったらそうしなかったかもしれないけれど、今はもうそういう時代じゃないじゃないですか。しかし、俺たちは今に生きているわけだからね。 もちろん俺も高校生のときなんかは自由が丘とかにしょっちゅう出入りしてたし、Tシャツを作り始めた頃は人の集まる場所、例えば大きなフリマとかに足を運ぶことから始めたけど、やっぱり丸子が好きなんですよね。

中根
:おそらく今、世の中にある商店街って、99%が活性化を望んでいると思うんだけど、商店街に活気がない、っていうのとそこに住む人たちが活気がないっていうのは違うと思うんだよね。新丸子とかでもそうやない?商店街のお店の人たちでは、景気が悪くて大変と思っている人もいるかもしれないけど、そこに住んでいる一市民としてみたらどう?結構面白いお店があったり面白い人がいたりするでしょ?

KAI:いや、ホントそうですよ。特に丸子は活気があると思いますよ。同じ歳ぐらいでクラブっぽいお店をやっている奴とかいますしね。多分、皆気が付かないだけなんだよね。ここってほとんどの人が東京とか横浜に仕事に行くんですよ。で、夜に帰ってきて、後はコンビニ行ったりレンタルビデオ屋に行ったりして家に帰っちゃう。そういう人たちにここに寄ってもらいたいんですよ。だからお店も夜遅くまで開けているんです。今、俺の中でひとつ大事なキーワードがあるんですよね。それは「LOCALLY WORLDWIDE」っていうことなんですよ。LOCAL、地域だけど世界につながっているということ。

中根:なんかここ数年”GLOBAL(グローバル)”っていう言葉が一般的になってきたけど、どうしても、あるルールに均質化される、ていう意味合いが含まれている気がして釈然としないんよ。しかもそのルールっていうのがアメリカが決めている気がしてね。だから、今、「WORLDWIDE」って聞いて、ピンときた。この単語自体はむしろ古いのかもしれないけれど。地域というか、個が集積された場が一番面白いと思うし、そういう感覚がないと、例えば遠くで起こっている戦争とかを自分の生活の延長として捉えられないよな。

KAI:だから何でここ(=丸子)なんですか、ってよく言われるんですよ。特に若い子はそうですよ。まあ、それはメディアの影響も多いと思うんですけどね。お店に遊びに来てくれた若い女の子なんかで、「最初は入りづらかった」なんて言う子がたまにいるんですよ。地元にこんな店があること自体が不思議なんだろうね。ある種の違和感ですよね。でも入ってきてくれれば絶対ここの楽しさをわかってもらえるんですよ。ある程度の年齢で、いろんな物を見ている人は何のためらいも無く、逆に喜んで来てくれますけどね。

中根:そうだよね。それと地域を越えた広がりとかWORLDWIDEな広がりって、人と人とのつながりをちゃんと押さえていれば、自然と出てくるもんやないかなと。地域をベースにしていても、そこをはずさなければ、ご近所さんしか遊びに来ないっていう風にはならないと思うんだよね。広がる速度は違うかもしれないけれど、もう、速いからいいっていう風にはあんまり思わないしなあ。それよりもっとしっかりしたつながりを作っていく方がそこの”場”に来る人に楽しんでもらえるし、自分たちも面白いしね。
to be continued...