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【LOCALLY WORLDWIDE】
中根:まずはオープンおめでとうございます。夏にプレオープンして以来、すでに地元を中心にネットワークが広がりつつあるね。そういうスタンスを始めとして、本当にKAI君とはコンセプトとか考え方に近いものを感じていて、SimpLy...のオープンと233の2周年の時期にあわせて、あらためて2人でいろんなことを話ししたいなあと思います。
まず、地元でお店をオープンしたというところが、“正しい”と思うんだよね。
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 KAI:そうですね。まあ、俺ももっと日本が景気のいい時代だったらそうしなかったかもしれないけれど、今はもうそういう時代じゃないじゃないですか。しかし、俺たちは今に生きているわけだからね。 もちろん俺も高校生のときなんかは自由が丘とかにしょっちゅう出入りしてたし、Tシャツを作り始めた頃は人の集まる場所、例えば大きなフリマとかに足を運ぶことから始めたけど、やっぱり丸子が好きなんですよね。
中根:おそらく今、世の中にある商店街って、99%が活性化を望んでいると思うんだけど、商店街に活気がない、っていうのとそこに住む人たちが活気がないっていうのは違うと思うんだよね。新丸子とかでもそうやない?商店街のお店の人たちでは、景気が悪くて大変と思っている人もいるかもしれないけど、そこに住んでいる一市民としてみたらどう?結構面白いお店があったり面白い人がいたりするでしょ?
KAI:いや、ホントそうですよ。特に丸子は活気があると思いますよ。同じ歳ぐらいでクラブっぽいお店をやっている奴とかいますしね。多分、皆気が付かないだけなんだよね。ここってほとんどの人が東京とか横浜に仕事に行くんですよ。で、夜に帰ってきて、後はコンビニ行ったりレンタルビデオ屋に行ったりして家に帰っちゃう。そういう人たちにここに寄ってもらいたいんですよ。だからお店も夜遅くまで開けているんです。今、俺の中でひとつ大事なキーワードがあるんですよね。それは「LOCALLY WORLDWIDE」っていうことなんですよ。LOCAL、地域だけど世界につながっているということ。
中根:なんかここ数年”GLOBAL(グローバル)”っていう言葉が一般的になってきたけど、どうしても、あるルールに均質化される、ていう意味合いが含まれている気がして釈然としないんよ。しかもそのルールっていうのがアメリカが決めている気がしてね。だから、今、「WORLDWIDE」って聞いて、ピンときた。この単語自体はむしろ古いのかもしれないけれど。地域というか、個が集積された場が一番面白いと思うし、そういう感覚がないと、例えば遠くで起こっている戦争とかを自分の生活の延長として捉えられないよな。
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